TIMES RECORD

音楽好きたちが好きな音楽を好きなようにレコメン。ライトにいきましょう。

多分、サビ。

 

 

 

 

サカナクションが好きなのでサカナクションの話しします。

 

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突然ではありますが、サカナクションの楽曲はおにぎりに例えられます。しかも、それはただのおにぎりではありません。スーパーもりもり具だくさんにぎり。一度具に到達して「もう美味しいとこ食べ終わっちゃったな〜」と白飯部分を食い進めてたらまた具の部分が出てきた!みたいな、一度に二度美味しいスンゴイおにぎり。

 

 

 

 

「は?何言ってんの君?おにぎりどっからきた?」そんなふうに思ったそこのアナタ。まあ聞いてちょーだい。

 

 

 

 

 

サカナクションの楽曲というのはサビがいくつもあるんですよ。ここでいうサビは、おにぎりの具と思ってください。「あ、このサビいいな。癖になるメロディーだな」と思ってるのも束の間。1つ目の具に聴き入ってる君は次の瞬間デッカい具に襲われます。オイピィ

 

 

例を分かりやすくあげますので、さあ早くApple Music開いてサカナクション検索して「アイデンティティ」流してください。

 

 

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youtu.be

 

 

ドコドコドコドコスッタントコタンタンタタンタタンスッタントコタンタンタタンタタン

 

 

「アーーイデンティティが〜なぁ〜〜いうま〜れ〜な〜い!ララララ〜〜!!♪」

 

 

 

 

 

 

はい、いきなりサビきたじゃん。冒頭からぶっ飛ばしていくじゃん。やべーじゃん。これがおにぎりの具①ですよ。どうやったらそんなメロディー浮かぶの山口一郎。天才かよ山口一郎。これ以上のサビはもう流石にないよ。ってなるでしょ?でもほら、聴き進めてみて。

 

 

 

 

山口さん「好きな服はなんですか?

好きな本は?好きな食べ物は何?

そう そんな物差しを持ち合わせてる

僕は凡人だ

 

映し鏡 ショーウインドー 

隣の人と自分を見比べる

そう それが真っ当と思い込んで生きてた」

 

 

AメロBメロの白飯部分(といっても塩の効いてるめっちゃめちゃ美味しい白飯。もはやこの部分をサビといっても良いのでは?と思うくらいには良いABメロとは思いますハァハァ)を経て

 

 

 

 

 

 

山口さん「ど〜、シテエエェェェェェ!!!!エェェェエエエエエエ!!!!今になって〜今になって〜僕はかぁ〜〜んがえ〜たんだろ〜〜!!」

 

 

 

 

 

 

聴き手「ウワァァァ!?!またサビじゃん!?どういう事?!そんな事ってある!?サビどっち?!なんでこんなに良いメロディーなの!?え!?どれがサビなの!?え!?え!?」

 

 

 

 

 

 

ということです。

 

 

 

 

 

一曲の内にサビがふたつもある。これを「おにぎり具だくさんの法則」って呼びます勝手に。

 

しかも、この法則が組み込まれてるのはアイデンティティだけには留まりません。

 

 

と言うことでサビが2個ある曲をまとめてみました。こちらです。

 

 

アイデンティティ

『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』

・目が明く藍色(これに関しては転調) 

ホーリーダンス

・ミュージック

・夜の踊り子

・ボイル

・さよならはエモーション

・スローモーション(Bメロがサビでいけるのにサビも大サビもある)

ユリイカ

・ナイトフィッシングイズグッド

 

 

と、言った具合ですね。一度ならず何度も何度も一曲間で聴き手を喜ばせてくれます。実際『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』なんて「バッハの旋律を夜に聴いたせいです」という歌詞をサビと思ってた方、居たのではないでしょうか。それサビじゃないです、Aメロか、Bメロ的部位です。流石山口さん。

 

 

まあ、これのブログの為に一旦全曲を大体聴いたんですが、構成が複雑すぎて安易に「サビが2つある」だけでは言い表せない曲がたくさんありました。とりあえず敢えて簡単にパターン化してまとめると

 

 

 

 

①サビが最終的にどデカイ大サビになる

②初っ端からテンション上げすぎてAメロが最早サビ

③サビを引き立てる筈のBメロで待ちきれず既にぶち上がってるパリピ状態

 

 

 

 

みたいな感じですかね。一応私的分析なので実際聴いてみて楽しむのもありだと思います。

 

 

 

そして山口一郎が曲作りや音楽活動諸々に於いて大切にしている事があるそうです。それは「良い違和感」を大事にすること。

 

私自身初めてサカナクションを知った時、それはアルクアラウンドのPVの変わった世界観だったり、バッハのPVの山口人形と踊る山口さんの姿だったり(かなり衝撃的だった)を見て、「またまた変なアーティストが出てきたもんだなあ」などと思っていました。

 

曲においても3文字の歌詞、言葉を何回も繰り返して歌ってみたり、耳に残るようなメロディーを考えたりなど、人間が「あれ?なにこれ?変な感じ...」と思うような事を常に探求している様です。それが「良い違和感」。

 

サビが何個もある事も、もしかすると聴き手が引き込まれていく「良い違和感」の1つなのかもしれませんね。

 

 

 

〜終わりに〜

 

 

 

このブログのお陰でサカナクションの曲を改めて聴き返し、1つわかったことがあります。それは

 

 

 

 

 

サカナクション好きならファンにとって全部サビ」

 

 

 

 

 

これです。最早サビが何個あるとか、おにぎりの具とか、ファミマの明太子マヨネーズにぎりが美味いとか、味付のりおにぎりだと手がベタベタになるよねとかこの際どうでもいいです。

 

 

 

サカナクションが生み出す音が全て私たち魚民(ファンの名称)にとってサビなんです。心地よくてイキイキしてくる。明日も頑張ろうって思える。そんな音の数々。

 

 

聴き返して本当に楽しかった。やはりサカナクションが好きだなと思いました。ファンでいられて、サカナクションに出会えてよかったです。サカナクションが活動している世代に生まれることが出来た奇跡に感謝。なにが好きって挙げ始めると山口一郎の人間性からえじー(ドラム)の髭の生え方まで語り明かしてしまうので終わりが見えませんし、読み手全く興味ないでしょうから、とりあえず今回は私の個人的サカナクション名曲でも紹介して終わります。(本当は全部名曲だヨ!)

 

 

・ネプトゥーヌス

・さよならはエモーション

・multiple exposure

ホーリーダンス

・ドキュメント

・白波トップウォーター

ユリイカ

・グッドバイ

・フクロウ

・ボイル

・陽炎

・ミュージック

・モノクロトーキョー

・エンドレス

シーラカンスと僕

・表参道26時

・蓮の花

 

 

 

サカナクションってあれやろ?バッハやろ?アイデンティティやろ?新宝島やろ?とか言ってないでとりあえず上記の曲を聴いてください。そしてこのブログを読んで、サカナクションの素晴らしさ、少しでも感じ取っていただければ幸いです。私からは以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

Kyoa.